スタッフの日常~万葉集~|BinO磐田|
2024.01.25
カテゴリー :日々のこと
先日ショールームの窓を見ると
白い粒がちらほら舞っていました⛄
浜松では初雪でしょうか❔
みなさんは雪に思い出はありますか❔
私は小学生のころ、雪が降ると授業を中断して
校庭にあそびにいけたことが楽しかった思い出です💭
さて今回は
❄初雪❄にまつわる万葉集を
ご紹介します📖
万葉集には雪にまつわる句が
150首もおさめられています。
奈良時代の人は
どうしてそんなに
雪に思いをはせたのでしょう?
それは
雪を白米とみなし大雪は豊作
さらに
雪解け水は農作物をうるおすので五穀豊穣
国土繁栄の吉兆とされていたから
基本的に雪=よいイメージだったんですね
また
万葉集には恋の句がたくさんあります
初雪を恋とかけた句を見つけました
▼
初雪は
千重(ちへ)に降りしけ 恋しくの
多かる我れは 見つつ偲はむ
巻20-4475 大原 真人今城(まひといまき)
(現代語訳)
初雪よ 幾重にも幾重にも降り積もれ
何かにつけて人恋しさがつのる私は
よくよく見ながら あの人を偲ぼう
▲
雪が降り積もる様子と
自分の思いをかけています
後世のミュージシャンたちは歌詞の中で
よく雪と思いをかけているので
その先駆けでしょうか
個人的には
たくさん積もっていく様子を
千重と読むのがぐっときます
漢字や音の美しさを感じ取りながら学んでいくと
より楽しめます😊