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スタッフの日常~万葉集~|BinO磐田|

2024.02.23
カテゴリー :日々のこと
スタッフの日常~万葉集~|BinO磐田|

 

寒暖差が激しい今日この頃…

みなさん、体調はいかがでしょうか?

 

私は相変わらず偏頭痛に悩まされています😓

 

 

さて、今回ご紹介する万葉集はこちら

 

秋柏(あきかしわ)
漆和川辺(うるしわかわへ)の
小竹(しの)の芽の
人には忍び 君に堪(あ)へなくに

作者未詳

 

【現代語訳】

漆和川辺の篠の目に 人目を忍んでも
あなたの前ではこらえられないのです

 

漆和川辺(うるしわかわへ) は

現在の富士市にある潤井川のこと

 

 

 

春は富士山と桜と菜の花が絶景だそうです!

い、いきた~い!

(この句は秋の句なんですけどね・・・ )

 

 

小竹(しの) は

群生する細い竹のこと

 

 

人目を忍んで、隠れるのにぴったりです

 

 

また、万葉集の中で

君 と出てきたら

大体奥さんとか、恋人のことらしく

この句は恋の句だとわかります

 

 

もう少しわかりやすく訳すと

 

潤井川の小竹の中に

他の人から姿を隠すことはできても

あなたの前では恋心を隠すことができない

 

というように

 

 

作者の性別は不明ですが

初々しい娘さんが潤井川で好きな人を見つけてしまい
恥ずかしがって小竹に逃げ込む様子が

なんとなくイメージできます

 

かわいい・・・

 

 

五七五七七の中に

人間ドラマがあります

 

秋柏(あきかしわ)の響きも美しく

乙女の初々しい恋心の枕詞にぴったり

 

潤井川に行ったら
もう一度詠んでみたいです✨