スタッフの日常~万葉集~|BinO磐田|
2024.03.08
カテゴリー :日々のこと
先週は雛祭りでしたね。
3月3日は日本最大級の雛段が見れると噂の袋井市可睡斎に行ってきました🌸
可睡斎に飾られている雛人形はなんと1200体!
圧巻の雛段です!
雛人形には、もともと子どもに降りかかる災いへの身代わり
厄除け、お守りの役割があるそうです。
これだけたくさんの雛人形たちが
子どもたちの成長を見守ってくれたんだな~
と思うと同時に
その子たちを想った
お父さんやお母さん、おじいちゃんおばあちゃんの愛情を感じます。
江戸時代から明治時代までは
「7才までは神のうち」という言葉があったように
子どもが7才まで育つことなく亡くなることが多かったようです
雛人形の文化も、きっとこういった時代背景も影響してるんでしょうね。
そんな三月は
桃の節句にちなみ
桃にまつわる万葉集をご紹介します。
▼
春の苑
(はるのその)
紅匂ふ桃の花
(くれないにおう もものはな)
下照る道に出で立つ乙女
(したでるみちに いでたつおとめ)
著者/大伴家持
【現代語訳】
春の庭が紅色に美しく照り輝いています
桃の花が木の下まで
美しく照り映えた道に出てたたずむ少女よ
▲
万葉集では季節がひと月前倒しなので
桃の花が咲いている3月下旬から4月上旬
桃の花のあでやかな濃いピンク色が
道に反射するまでに光っている
そこにたたずむ少女
桃の花と少女の美しさが
際立つ一句です
桃の花が咲くまでもう少し!
今年は暖冬なので
通年より早いかもしれません。
三月も楽しみましょう❕