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飛鳥川 ー万葉集ゆかりの地ー

2024.08.03
カテゴリー :日々のこと
飛鳥川 ー万葉集ゆかりの地ー

こんにちは!

今回は真夏の恋のすれ違いを歌った万葉集をご紹介します

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飛鳥川 下濁れるを 知らずして 背ななと二人 さ寝て悔しも

あすかがわ したにごれるを しらずして せななとふたり さねてくやしも

【現代語訳】

飛鳥川の底が濁っているように
あなたの心が濁っているのを気づかずに共に寝てしまい
大変悔しいことです

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全体的に不穏な雰囲気が感じ取れる歌です

 

下濁れる とは 男性の本心が不誠実だったことのたとえです

川は表面的には清く美しく見えるけれど、底は汚く濁っていることもあります

男性の態度がそのように見えたのでしょう

 

せなな とは 女性から夫、または親しい男性を呼ぶときの言葉

それでも女性側は相手をいとおしく思っているようです

 

この歌単体だと、悪い男にはまってしまった女性の歌なのかな?という気がしますが

この歌には返歌があり、男性側の気持ちもくみ取ることができます

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飛鳥川 塞くと知りせばあまた夜も 率寝て来ましを 塞くと知りせば

あすかがわ せくとしりせば あまたよも ゐねてこましを せくとしりせば

【現代語訳】

飛鳥川の流れを遮るように ふたりの仲も終わってしまうことを知っていたなら 
幾夜でも  連れ出して来てもっと共に寝たのに
終わってしまうことを知っていたならば

▲

男性には何か事情があるのでしょうか

本当の本当はもっと一緒にいたかったのにいられない

残念な気持ちから 女性に不誠実な態度をとってしまったのかもしれません

どちらの歌も飛鳥川を使用していますが
2人の見解はまったくちがいます

 

すれちがう男女を描いた歌でした